【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
課長は問いの答えを待っている。
顔を上げると私の顔の赤さを笑っているのだろう。
いつもよりもっと楽しそうな、それでいて優しい微笑みが目に入る。
「おいおい、苛めてるみたいじゃないか」
恥ずかしさでまた下を向く私に慌てだした。
「本当にすみません」
「初恋なんでしょ?」
「はい」
「聞かせて」
私に届いたものは優しい課長の声と回復パワーの瞳。
もうここまで来たら確かめて違うので安心して下さいと
課長への懺悔だ。
何歳から何歳までワシントンにいたとか
小学校の名前から、良く遊んだ公園の名前
思い出の事柄をいろいろ話し、kennyとどんな風に過ごしたか
どうして彼がヒーローなのか
そんな話を課長に聞かせた。