【完】 Squall  ~いくつもの恋をして~



課長は問いの答えを待っている。


顔を上げると私の顔の赤さを笑っているのだろう。


いつもよりもっと楽しそうな、それでいて優しい微笑みが目に入る。


「おいおい、苛めてるみたいじゃないか」


恥ずかしさでまた下を向く私に慌てだした。


「本当にすみません」


「初恋なんでしょ?」


「はい」


「聞かせて」


私に届いたものは優しい課長の声と回復パワーの瞳。


もうここまで来たら確かめて違うので安心して下さいと


課長への懺悔だ。


何歳から何歳までワシントンにいたとか


小学校の名前から、良く遊んだ公園の名前


思い出の事柄をいろいろ話し、kennyとどんな風に過ごしたか


どうして彼がヒーローなのか


そんな話を課長に聞かせた。






< 83 / 453 >

この作品をシェア

pagetop