お前のこと、一生かけて守るよ
「あ、あのっ!手…」
「手?あー、繋いじゃダメ?」

首を傾げる先輩は、言っちゃいけないけど、とても可愛くて…。

「は、恥ずかしいです…」
「あー、そういうことか。大丈夫、慣れるって。ほら、行くよ」

あ、ああ…。先輩、歩き出しちゃったよ…!ど、どうしよう。

数人の目線が突き刺さる…。こういう時、モテる人と付き合うと、それだけ注目度が集まるからな…。

「周りの目、気になる?」
「も、もちろんです…。だって先輩は、」
「学年一、モテるから?」

先輩の言葉に思わず顔をあげ、先輩を見つめた。

「ぷっ」

それと同時に、笑いがこみ上げてきて、我慢してた感情が表に出た。

「やっと笑った」
「え」
「理湖は、笑ったほうがもっと可愛いくなるよ。大丈夫、なにがあっても俺が守るから」

先輩の言葉はストンと、あたしの胸に入ってきて、教室に行くまでの間、不思議と周りの目は気にならなかった。
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