委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
 こうして僕と桐島さんは友達になったのだけど、最近は“友達以上、恋人未満”かなと思ってる。僕だけかもしれないけど。


「今日の弁当も美味しいね? いつもありがとう」

「そう? 良かった。1人分も2人分も作る手間は同じだから、気にしないでね?」


 そう。桐島さんは僕に弁当を作ってくれるようになったんだ。二日目に僕がコンビニ弁当を彼女の横で食べ出したら、気の毒に思ったのか彼女から作ってくれると言い出したんだ。


 そんな事もあり、彼女と僕は急速に仲が良くなり、もはや友達の段階は過ぎているように思う。と言っても、キスとかはまだだから、恋人とは言えないと思うけれども。


 そして、10日間の夏期講習は瞬く間に過ぎ、最終日を終えてしまった。


「お疲れ様」

「うん。でも、なんだかあっという間に終わった気がする」

「私も……」

「ねえ、メールとかしていいかな?」

「もちろん。私もするわ」

「うん。じゃあ……」


 と、僕らは駅で別れた。

 ああは言ったけど、たぶんメールとかはしないと思う。携帯の番号は早々に交換し合ってたのに、今まで一度もしなかったからだ。お互いに……

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