甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~
田中君は、動かしている手を止め頭を下げた。
「謝れば、何でも済むと思っている人って気楽よね、私なら責任取ってリーダー辞めるか、給料カットお申し出るわ」
後ろから冷たい言葉が飛んできた。
分かっていた。
佐々木さんは、15年もかかって、やっと部長という役職についた。
仕事もそこそこ出来て上からの信頼も厚い。
それに今回の企画部のリーダーは自分だと思っていたはず。
なのに自分じゃなく私が抜擢され