Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
俺は、雅斗の撮った写真を通して世界の情勢を知った。


ニュースで報道されている以上に現実は残酷で、自身の正義感を奮わせた。


俺にも何かできるコトはないだろうか?


『レオン』グループも積極的に発展途上国の支援は行っているが。



俺自身で何かがしたかった…



雅斗の死を機に、その思いが強くなり、伊集院家の当主となった佑介と相談して財団を作るコトにした。


でも、叔母様が猛反対。


財団を設立するにしても、『レオン』の幹部でありながら、個人資産の少ない俺はお爺様の遺産を当てにするしかなかった。









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