Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
それから2年半…


俺は彼女に会いたくて『三鷹店』に足を運ぶ機会を増やし、プライベートでも変装して店に行き、レジを打つ彼女を遠目で眺める。



彼女と話をしたのは初対面だけで、それからは一度も会話を交わしていない。


あれは単なる偶然の産物で、俺はその出会いに運命を感じてしまった。



「三鷹店に何か問題があるのですか?」



お爺様が亡くなり、俺は社長に就任。秘書になった男は俺の従兄弟・瀬川晴斗。



瀬川の父親は母の兄で、今も邸宅の庭番として仕えている。



「何も無いけど…」



「…角南紗月さんですか??」




「どうして…それを?」

















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