別世界。
「俺は3年の中川源氏(なかがわ げんじ)。理系で数学を専攻してる。みんなからは兄貴だとか呼ばれてるけど、好きなように呼んでくれ。見ての通り、無口だが、一応このクラスの委員長と生徒会長をしている。よろしくな。」



「よっ!兄貴っ‼」
「あっ、次僕か。」


「僕の名前は、三代近太(みしろ ごんた)だよ!文系で現代国語を専攻してる!2年で1番年下だから弟扱いされてるー。よろしくね‼」



「俺の名前は、小野田三志(おのだ さんじ)!3年で文系英会話を専攻してます。自分で言うのもなんだけど、俺、超のつく食いしん坊だから、冷蔵庫の物には名前書いとかないとだべちゃうからねー。しくよろ!」


「まじやばいよな。三志のくいっぷり。」
「あー。こいつの胃腸はバケモンだ。」
「ははっ!」
「ははっ!っじゃねーよ。こいつ今日も俺のアイス食ってやがる。あ、次は俺か。」



「俺の名前は永山呂太(ながやま ろった)。3年で理系で生物を専攻してる。特技は剣道でそれといった自慢とか特徴はない。よろしく。」



「呂太、お前いつも堅いな。」
「うるっせぇ三志。お前はいつも柔すぎんだよ。」
「柔すぎるって…くすっ。」
「なに笑ってんだよ。それよりなぁ、」

「そうだよね、問題は…」
「2年、間宮真一郎。文系古典専攻。よろしく。」


「あっ、そっか、そうだよね。彼は…間宮だ。ね。」
「おっう。」
「おぅ、まぁ、よろしくな。見ての通り、呂太以上に…お堅いが。」
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