嫌われ者に恋をしました
腕の中で雪菜が動いて目が覚めた。また寝てしまったらしい。
気がつくと雪菜がじっと見つめていた。
「ずっと起きてた?」
「いえ、今目が覚めました」
「そっか」
時計を見たら11時になっていた。そもそもさっきは何時だったんだろう。
体を起して布団に手をついたら、ふとさっきの濃厚な情事を思い出した。久しぶりだったとはいえ、年甲斐もなく夜も朝もしてしまうなんて、自分でも意外だった。でも、あの雪菜を思い出したらまたできそうな気がして、自分はもうどこかが壊れていると思った。
床に散らかした服を拾って身に付けると、雪菜の服も拾って渡した。
「かわいい下着だね」
そう言ってじっと見ていると、雪菜は布団にくるまったまま動かずにこちらを見つめた。
「どうしてそんなに見てるんですか?」
「着替えるとこ見たいから」
「ダメです!そんなの」
「もういいじゃない、明るい所でいろんなことしちゃったんだから」
そう言ったら、いろいろと思い出したのか、雪菜は顔を赤くした。
「と、とにかくダメです!お願いだから一人で着替えさせてください!」
「わかったよ」
まあ、仕方ないか。雪菜は急に馴れ馴れしくなるような子じゃないことはわかっていたし。
隼人は微笑むと、部屋を後にした。