続*俺様王子とキケンな契約!?



「ま、まさか〜!だって慶樹くん理沙にベタ惚れじゃん!」


明るい声をだしてそう言っても理沙の表情は暗いままで。

変顔したり可笑しなことして笑わせようとしても睨まれるばかり。

そんな理沙の瞳は少し涙で潤んでいた。



「キスだって、抱きしめてほしいのに。それに、一度だってあたしのこと求めたりしないんだもん。あたしってそんなに魅力ない?」



…そんな潤んだ目で見つめられても

理沙に魅力が無いならあたしはどうなるって話だ。



「なんか…理沙可愛いね。お姉さんだと思ってたからなんか…可愛い」



いつも余裕で、サバサバしてて
何だって手にいれられる美貌を持ってる理沙もあたしみたいに悩んだりするんだなって思うと思わず笑みが零れた。



「ばっ、バカにしてんでしょ!本気で悩んでるの!この前はお色気作戦協力してあげたんだから手伝ってよね!」



「はいはい、わかりましたよ〜」



あの作戦は失敗?だったような…

いや、あれはあれで成功だったのかな…





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