続*俺様王子とキケンな契約!?



「あたしが走るの苦手だって知ってるでしょ!何の嫌がらせよ!」



「別に、その方が面白ぇと思って」



面白いってそんな…

さっきまで真っ赤にさせていた渉は今ではイジワルに笑っている。


本当、調子いいんだから。



「つーかさ、アイツは?聖帰ってくんの遅くねぇ?」


いつの間に名前で呼ぶようになったんだか…

仲良くしてくれることに越したことはないんだけどね。


「連絡したけど出なかったからメールだけした。夜ご飯どうしよ何がいい?」



冷蔵庫を開けそう聞くと渉もキッチンまでやってくる。


そして開いていた冷蔵庫を静かに閉め手をついてあたしを見下ろした。




「お前ら…本当に付き合ってんの」



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