続*俺様王子とキケンな契約!?



「あっ!芽衣転けた!!!」



グラウンドに目をやると芽衣は自分の靴紐を踏んで転けたらしく前田俊太もつられるように二人は転けていた。


普通に転けていたのなら仕方ないのかもしらない。


しかし、あの男は…



「あちゃー…ラブハプニング?」


慶樹はオレの顔を伺いながらもそう言う。



「あの野郎……っ」



前田俊太は芽衣に覆いかぶさる形で倒れていた。


何がラブハプニングだ?

ふざけんなクソったれ



本能のままにグラウンドへ突っ込んで行こうとしたとき、慌てて慶樹に止められる。


「お、落ち着け!ちょっと転けただけだろ!」



「は?これが落ち着いてられっかよ」



ただでさえ、イライラしてんだよ。

あんなもん見せられて冷静でいろってか?


昔のオレならそんなことで取り乱したりしない。


でも、今は……




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