続*俺様王子とキケンな契約!?
どうしたんだろう…そう思っていると
神矢くんが後ろからあたしを抱きしめてきた。
……っ!?
「……ちょ、ちょっと」
「黙れ。ジッとしてろ」
神矢くんのされるがままになっていると腕が離れた。
「ほら、こっち向いてみ…ん、似合ってんじゃん」
そう言って神矢くんは優しく微笑む。
その視線を辿るとあたしの首にはキラキラと輝くネックレスが……
「え……どうしたのこれ…」
ハートの中にアクアマリンが埋め込まれている。
可愛いけどこれどうしたんだろ……
「どうしたの、じゃねぇよ。お前にやるって言ってんの」
「…あたしに?どうして?」
「……もうすぐ誕生日だろお前。でもバレたなら仕方ねぇし」
なんて、少し頬を赤くさせる神矢くん。
そんな姿が愛おしくて涙が浮かんだ。