一番嫌いなアイツは彼女持ち




あの腕が温かいから、今でも忘れれないんだ。







まーちゃんが、風邪を引いてしまった日。




「…」



瞬は、授業が終わった瞬間、教室を飛び出していった。




うちは今日は、お見舞いやめとこう。




瞬、どうかまーちゃんを救って…。




どんな最低なことを言ったかはあたしは、知らない。



だけど、まーちゃんが好きなら…。





もう嘘をつかないで、素直になってくれたら…。



うちは密かな願いを、胸に隠しておいた。




< 72 / 398 >

この作品をシェア

pagetop