あの子の人形
【水瀬杏子said】
キンコーンカンコーン。
1時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。
神田さん達はあの後、教室には戻ってこなかった。
……神田さん達、どうしてるんだろう。
ガラ。
教室のドアが勢いよく開いた。
ドアを開けたのは神田さんだった。
倉木さんと山西さんもいる。
神田さん達は私のほうに向かって歩いてきた。
みんな、その光景を見てシーンとなった。
「水瀬さん」
名前を呼ばれ、ビクッと驚きつつも神田さんのほうを見る。