悪夢の少女
少し不思議に感じた。
でも深く考えるのはやめておいた。
深く考えてしまったら…
この使命を投げ出したくなってしまうと思ったから…
如月先生の方を見ると
目に涙を浮かべていた。
「ルリ…あなたの言っていることは良く分かるわ…
でもね。そんなに人間を敵視しないでほしいの。」
…なにを…言っているんだ…
「…なんで。人間は…私達を殺す。
罪のない人も…全部全部。
それは…先生が一番よく知ってるはず。
なのになんで…かばおうとする。」