悪夢の少女

私がそう言うと

先生の頬に一筋の涙がつたった。

「そうよ。人間は…私達を殺す。

でもね、そんな悪い事をするのは、一部の人間でしょ?

あなたも分かっているはずよ。

なぜあなたは皆の前で魔法を使ったのに生きているの?

もう…分かってるんでしょ。

自分の気持ちに素直になりなさい。」

泣きながら先生は

私の目をまっすぐ見て

そう言った。
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