悪夢の少女
「………グァッ……!!!!」
苦しそうな声が聞こえる。
目の前にうつったものは…
青山が、黒いフードをかぶった人物にナイフで刺されているところだった。
その黒いフードからは…
綺麗な青色の髪がこぼれていた。
…嘘…だ…これ…は…
背中に冷や汗がつたう。
「…どうして……お前が……!?」
かすれた声でたずねるあいつ。
「…お前が…悪いんだ…」
ーグサッ!!
「うぁっ……!」
もう一度ナイフの刺さる音がし、青山は動かなくなった。
…これは…なにかの…間違いだ…
体中から汗が溢れ出してくる。
…青山をこれから殺すのは…私…なのか…!?
頭が混乱し、私はしばらく夢の世界からでることができなかった。