悪夢の少女

…ここは?

気づけば私は綺麗な花畑にいた。

…いい匂い…

すごい…暖かくて気持ちいい…

「ルリ…」

どこからか声がする。

「…誰?」

聞き覚えのある声。

聞いていて心地いい。

「こっちよ。ルリ。」

花畑の向こうを見ると、

川をまたぐ木の端があった。

その橋の向こうには

ある女の人が立っていた。

「…お母さん…」

ずっとずっと会いたかった人。

嬉しすぎて言葉が出ない。

「ルリ…

ずっと…ここから見ていたの。

ごめんなさいね。

あなたを守ることが…できなくて。

真実も伝えられなくて。」
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