永遠に
事故
ある日一本の電話がかかってきた。
永遠の家の番号だ。
電話なんてめずらしい、と思いすぐに電話を出ると、永遠のお母さんが泣きながら話しかけてきた。
内容を聞き、愕然とした。

「永遠が交通事故にあったらしいの…
命に別条は無いみたいなんだけど…
詳しいことは病院で話すから」

私は全力で病院に向かって走った。
こんなに全力で走ったのは初めてだ。
永遠が事故に…。
信じられない。
つまずいて転んだが、私の頭は永遠のことしかなくすぐ起き上がりまた走り出した。

病室に着くと、永遠は静かに天井を見つめていた。
すると永遠は私に気づいたのか、じっと私を見つめ、こう言った。
「君誰…?」
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