Star Horse.。.:*☆ 星のように輝いて馬のように駆け抜けた恋


そんな中、もう一人私の変化に気づいてくれた人がいた。


──菅原 洸馬 (すがわら こうま)

私は、彼を“こうちゃん”と呼んでいる。

優馬とは名字が一緒。

名前もすごく似ている。

容姿も似ていて、まるで双子のよう。

優馬の15年来の親友。

私は、中学・高校で一緒。

頼れる男友達だ。


「ひーちゃん最近、元気ないけどどうした?」


私のことを、ひーちゃんと呼ぶのはこうちゃんだけ。

「俺で良ければ話し聞くよ?」


この人もいつも優しい人。


私の周りの人はみんな優しい。

「こうちゃん………。あのね…」


少しでも楽になりたかった。

こうちゃんには話せる。


優馬の親友であるこうちゃんには、優馬の病気のことを知らせておくべきだと思った。

そして、全てを告げた。

途中から私は、泣いてしまっていたようだった。

気づいたら、泣きじゃくる私をこうちゃんが抱きしめてくれていた。


「つらかっただろ。一人で抱えていて」

苦しそうに掠れた声で、こうちゃんが言った。

「優馬には、この先の未来が保証されていないの……。5年後、10年後に生きていられる保証がないの……。」


初めて、思いっきり泣いた。


こうちゃんは、ただ抱きしめてくれて背中をさすってくれた。








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