最後ニ映ルノハ硝子ノ瞳

物語ノ序章ハ

小さな街の小さな家


そこで少女の誕生日がありました


少女の家は裕福で兄や弟は居ましたが女の子の姉妹が居ませんでした


そのため、両親はかわいそうだと思い、毎年感情人形をプレゼントしました。

誕生日に、しかも毎年なんて、両親も狂ってるよねまぁ俺が人の事言えないか


まぁそんなこんなで最初は綺麗な人型の女性の人形を次は可愛い羊のぬいぐるみ、なんてあげているから今年で10体目


食事もとらないし個性はあり頭もいい
必要なのは睡眠と愛情だけなんて物凄く燃費が良いよね〜


今年で10才になった少女に親は、手作り型の感情人形のセットをプレゼントした

少女は日頃から友達を直すため手芸をやっていて針が使える事を知っていたからプレゼントしたんだろうね


その日から彼女はせっせとぬいぐるみを作っていた


ある日偶然なのか必然なのか彼女は針で指を刺した


彼女の白い肌から朱い玉が盛り上がり重力に従い肌を伝いぬいぐるみの綿にポタポタと落ちていく


綿は赤く染まったが少女は気にしない




ゴミ箱にあるのに気がつかずビニールの袋ごと捨てた


白い紙に赤い文字で書いてある













ぬいぐるみを作る時血液を付けないで下さい











人形の性格に異常が発生します











アハハハ♪愉快だねぇ
本人達も気がつかない所でお話は始まってたんだからさぁ〜





赤い指を見つめる少女は気がつかないその一滴が最悪の自体を引き起こす事も・・・
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