最後ニ映ルノハ硝子ノ瞳

種ハ芽吹ク

元々少女は内気で、ただでさえ友人が居ないのに人形作りなんかに没頭しているから周りの同級生達に気味悪がれた



だって少女は生き物の友達より本来、無機質の人形の方の友達の方が多いんだもん
普通の人から見れば気持ち悪いよね



そんな事は気にもせず、学校が終われば小走りで家に帰り人形を作る日々



少女にとっては人遊ぶより人形を作る方が楽しかったんだよね


まぁ人の楽しみは様々だし誰も何も言う事は無かったんだろうね


数日後、彼女は人形を完成させた

黒い体に黄色と緑の瞳の猫だった


自我をもった人形は彼女と契約し彼女も同意した



それは人形が少女を守り少女は人形と一生一緒に居るという契約


でも、その契約がこれから血を見る事になるとは知らない


ふふふふふ・・・・


とある昼下がりの時だ、少女が頭から血を流して家に帰ってきた


学校の同級生の数人の男子にやられたもので少女を気味悪がり、罵倒し石を投げた

投げた石は宙で半円を描き少女の額に当たる


当たった石は赤くなり少女の体から赤い液体が滴る


まさか当たるなんて思わなかったのだろう
男の子達は青ざめ一目さんに逃げて行く、でも











もう、遅い

彼女を迎えに来ていた騎士様が黄色と緑の瞳を光らせて彼女を傷つけた子供達を見ていたから


彼は彼女に声をかけずに先に帰る


何故なら













今夜の為の狩りの準備をしなければ










さぁ今宵の月は






紅いの満月だ・・・・
< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop