【完】恋愛条件


『はぁー…』


何やってるんだろう私

風邪は移されるわー…
蓮にシカトされて傷付くわー…



『落ち着ける日々が欲しいよー』


泣きべそをかきはじめたと同時に体温計がピピピッと鳴った

脇から取って体温計を見ると…



『37度4…』


先生の言った通り、微熱だった

アルコールで消毒してケースに戻しておき、ベッドに向かって靴を脱ぎ捨てて倒れ込んだ

倒れ込んだ衝撃でベッドがギシギシと音を鳴らして私の体を弾ませる



『寝て、一旦忘れよう』


竜ちゃんの事…


浅田くんの言いたかった事…








蓮の事―…



布団の中に入って私はすぐに眠りに付いた


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