モテるんは俺の趣味やっ!
「あっ、でも!!」






たっちゃんが何が思いついたように手を打ったので、あたしはそちらに目を向けた。





ぱっとたっちゃんが振り向いて、あたしの顔を覗きこむように見下ろしてくる。





ちょうど街灯の下を通りかかったところだったので、逆光になってたっちゃんの表情はよく見えなかったけど、雰囲気で、にっと笑っているような気がした。






たっちゃんの影の中で、「なんやねんな」とあたしが問うと、たっちゃんの明るい声がぱっと耳許に降ってきた。






「ミサキにモテたら、それがゴールでええかも!」





「はっ!?」






あたしは思わず足を止めた。






「な、なんやねん今度は!!」






驚きのあまり、声がじゃっかん裏返ってしまった。




たっちゃんは、ふふん、と意味ありげに笑う。






「だってな、俺のモテ人生において、ミサキほど手強い相手はおらんかってんもん。


きっとこの先も、ミサキほどに俺を可愛いがってくれへん人はおらへんわ。



ちゅうことは、ミサキが俺のこと愛してくれたら、俺にとったらラスボス倒したようなもんや!!」








はぁ〜???



あたしがラスボスやて!?



なんでやねん、失礼なやっちゃ!!






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