モテるんは俺の趣味やっ!
あたしが憤慨しているというのに、たっちゃんはいつものように笑顔満開。






「いやー、自分で言うて大納得やでー。


せやせや、ミサキはまさに、俺の愛され人生のラスボスやわー。



でもほんま手強いしなぁ、陥落すんのに一生かかるんは覚悟の上やで」







んんんっ!?




なんやて、聞き捨てならんで!?







「ちょお待ちぃな。


あんた、あたしに一生つきまとうつもりなん!?


ごっつい迷惑なんやけど!?」







あたしはじとりとたっちゃんの顔を睨みあげる。




するとたっちゃんが、心底驚いたように目を見開いた。







「えっ、なんでそないなこと言うん?


ちゅうことはミサキ、大学卒業したら俺と縁切るつもりなんか?」







「えっ」







…………そ、そないなふうに訊かれると………なんや、答えづらいやないかい。







「………べ、べつに、縁切るとまでは言うてへんやん………。


たっちゃんはあたしの初めての男友達やし、そんなん思うてへんけど」






「あっ、そーなん?


ほんなら良かったわぁ。


俺もミサキみたいに腹割って話せる子ぉおらんくなったらさみしいもん」







………うーん、なんちゅうか、丸め込まれた気がしてしゃあないねんけど。







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