憂鬱なソネット
はぁはぁと息を切らしながら寅吉を睨めつけていると、寅吉が急に、苦しげに顔を歪めた。
「…………ごめん、あやめさん。
そんな思い、させてたなんて………」
「ものすごーくしてたわよ」
嫌味ったらしく返すと、寅吉は「ほんとにごめん」と呟いた。
「俺、いつも言葉が足りなくて。
しかも頭も悪くて………」
「…………ん?」
寅吉がまたズレたことを言い出した。
今、頭の悪さとかって関係ないよね?
「………なに言ってんの? 寅吉」
「あの書き置きは、『旅に出るだけだから心配しないで待ってて』って意味だったんだ」
「………え、そうなの?」
「うん。ちゃんと書かなくてごめん」
「ほんとにね………」
あたしは呆れて物も言えないので、とりあえず溜め息を吐き出した。
まったくもう………この二週間のあたしの苦悩を何とかして!!
「…………ごめん、あやめさん。
そんな思い、させてたなんて………」
「ものすごーくしてたわよ」
嫌味ったらしく返すと、寅吉は「ほんとにごめん」と呟いた。
「俺、いつも言葉が足りなくて。
しかも頭も悪くて………」
「…………ん?」
寅吉がまたズレたことを言い出した。
今、頭の悪さとかって関係ないよね?
「………なに言ってんの? 寅吉」
「あの書き置きは、『旅に出るだけだから心配しないで待ってて』って意味だったんだ」
「………え、そうなの?」
「うん。ちゃんと書かなくてごめん」
「ほんとにね………」
あたしは呆れて物も言えないので、とりあえず溜め息を吐き出した。
まったくもう………この二週間のあたしの苦悩を何とかして!!