憂鬱なソネット
そして、握り締めた右手をあたしのほうに差し出した。
「あやめさん、これ、受け取って」
「へ………」
わけも分からないまま、あたしは反射的に言われた通りに手を差し出した。
その手の平に、ころんころん、と転がり落ちたものは。
「ーーーなにこれ?」
それは、割れて砕けたガラスの破片。
に見える。
「アフリカで採ってきたんだ」
「え………これを?」
「うん。10日間掘り続けて、やっと出てきたんだ」
「え………これが?」
ーーー寅吉って、変だ変だとは思ってたけど。
こんなガラスの破片を掘りに、わざわざアフリカまで行ってたわけ?
よく分からないけど、せっかくの贈り物ということで、
あたしはとりあえず「ありがとう、寅吉」とお礼を言った。
「あやめさん、これ、受け取って」
「へ………」
わけも分からないまま、あたしは反射的に言われた通りに手を差し出した。
その手の平に、ころんころん、と転がり落ちたものは。
「ーーーなにこれ?」
それは、割れて砕けたガラスの破片。
に見える。
「アフリカで採ってきたんだ」
「え………これを?」
「うん。10日間掘り続けて、やっと出てきたんだ」
「え………これが?」
ーーー寅吉って、変だ変だとは思ってたけど。
こんなガラスの破片を掘りに、わざわざアフリカまで行ってたわけ?
よく分からないけど、せっかくの贈り物ということで、
あたしはとりあえず「ありがとう、寅吉」とお礼を言った。