この思いを迷宮に捧ぐ
胸をつかれた翠をよそに、千砂は唐突に眠りに落ちた。
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「...何で今更、本格的な風邪引くんだよ」
翠の呆れ顔ももっともなことだ。
「毛布かぶって寝るようになったら、やっぱり暑いの。先生も寝冷えかもって」
赤い顔で目を閉じたまま千砂が答える。
熱が出るなんて、何年ぶりだろう。すぐには思い出せないくらいだ。
「じゃあ毛皮脱いで寝ろよ」
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