この思いを迷宮に捧ぐ
煌が得意とする演目だ。どきりと千砂の胸が疼いた。
だけど、すでに酷評する気配を見せている翠にも、千砂は反論する力が湧いてこなかった。
「なのに、すごくよかった」
はっとして顔を上げると、予想外のことを口にしながらまっすぐ見下ろしてくる翠と、まともに視線がぶつかってしまって、千砂は息を飲む。
「中でも、主演の男が、特別によかった」
どくり。
「「君を一生愛し続ける」」
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