この思いを迷宮に捧ぐ
あの女王から逃れ続けるのが目的で生きてきた母親を見て育った俺から見たら、奇跡の女だと思った。
まあ、国王と直接の関係がないってのが一番の安全策だってのはあるけどな。
体だけが弱いっていうのが、かえって俺の興味をそそったもんだけど。
...死ぬほど弱いとは思わなかった。
俺が初めてまともに興味を持った女なんだよ、美砂さんは。
「まあ、でも俺のキスで、そんなに赤面してくれるのは、あんただけだろうな」
ようやく自分の頬の熱に気が付いて、千砂は動揺する。