この思いを迷宮に捧ぐ
「この頃そういうところがかわいく見えてきた」
「はい?」
困惑するその表情が、あまりに愛らしくて、翠は再びキスをする。軽いものではやめられずに、その唇を強引に割って入るから、千砂はさらにうろたえた。
「な、ぜ?誰もいないのに」
千砂は、自分が姉とは違うと自覚しながら、翠がここまでする理由を見つけることができなかった。
千砂の戸惑った顔に、翠は急いで理由を探すしかなくなる。
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