この思いを迷宮に捧ぐ


...まさか、一生このポジションだったりして。

凱旋した晃登か、それ以外の男だかわからないけれど、千砂には別に恋人ができて、翠は精神安定かつ安眠要員。


細くてかよわい手を握ってやりながら、ふと思い浮かんだ自分の末路に戦慄する。


いやいやいや、十分あり得る。

はー、と深いため息をついて、翠は物思いにふけった。

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