この思いを迷宮に捧ぐ

しゃべらせないし。てか、3ヶ月の不足分をたっぷり吸収してやる。


立っていたはずが、横抱きにされたところは恥ずかしいと思った記憶がある。でも、ソファで膝の上に座らせられてからの千砂は頭が朦朧としていた。

もう浅い呼吸を繰り返し、上気した頬で、翠の胸にしがみついているしかなくなったのを見て、ようやく翠が意地悪い笑みを見せた。

「何?何か言おうとしてた?」

目を閉じてぐったりしたままで、千砂が一息にささやいた。

「...翠のことが好きかどうかはわからないけど、翠のキスは好き」

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