黒うさぎからの招待状
「っ!?いっ…!」


中へ入った瞬間、割れるような痛みがアタシの頭全体を襲った。アタシは頭を抱え込みながらその場に座り込んだ。


「珠璃?どうした?」

「頭…が…」

「頭?」

「痛…」


次第に息が上がってきて、頭痛も酷くなってきた。
上半身を支えるのがやっとで、アタシは賢也のズボンにしがみついた。
< 67 / 300 >

この作品をシェア

pagetop