吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜




「あ、ここがSクラスの寮だよ〜」




そう言って神崎君が指さした先には、私の家のお屋敷とほぼ変わらない大きさの建物があった




Sクラスにいると学園での生活が優遇されるとは聞いていたけど、まさかこれほどまでとは...




案内されるがまま中に入ると、双子の咲に右手を掴まれてしまう




突然の出来事で首を傾げていると、咲が話し始める





「魅音ちゃんやっと来たあ!話したいことがい〜ぱいあるんだ!!
部屋の中はあたし達が案内するから、礼央はもう大丈夫だよ〜!」




「えっとね、咲...俺が最後まで案内するべきだと思わない?」




「...別にいいだろ。咲の好きなようにさせてやって。」



< 124 / 181 >

この作品をシェア

pagetop