吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
「...気に触っていたら申し訳ない、
案内の続きお願いしたい」
「あっ、うん...こっちだよ」
立花さんは何事もなかったかのように、僕の隣を歩いていく
気に触るどころか、涙が出るほど嬉しいのに
聞きたいことがあるはずなのに、何も聞かれないことにほっとしている自分がいて嫌になる
隠していていずれ知られてしまうことなっても...
今だけは彼女の優しさに触れていたかった
優 side end