リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜



「本当にありがとうございました。ところであなたはどちらまで行くの?」


じゃあ、とタクシーから離れようとした時だった。

おばあさんにそう聞かれた私は大事なことを思い出してハッとなった。


やばい!


「えっと、ベリーっていうカフェです」

「あら!ベリーに行くのね。この道を真っ直ぐだからあなたも乗って行けばいいわ」


おばあさんはそう言ってニッコリと笑う。


「いえ、でも…」

「ほらほら、乗ってちょうだい」


おばあさんはそう言って私に手を差し出してくれた。


「……すいません。じゃあ……お言葉に甘えさせてもらいます」


厚かましいとは思いながらも、私はペコッと頭を下げタクシーに同乗させてもらった。



「本当に助かりました。ありがとう」

「いえ……そんな」

「あなたみたいな優しい人、久しぶりに出会ったわ」


車内で改めておばあさんにはお礼を言われ、しかもこんな風に言ってもらえると、私はなんだか照れ臭くて胸の奥がくすぐったくなった。


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