リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「本当にすみません!」
青山さんの座るテーブル席まで戻ると、ひとまず頭を下げて謝った。
「傘、ちゃんと持ってきていたんですけど……その…来る途中で失くしてしまったみたいなんです」
正直にそう言うしかなかった。
実際失くしてしまったのだから言い訳しても仕方がないわけで。
「あの、同じものを買って返しますので!それでもいいですか⁉︎」
弁償することが最善だと思った私は青山さんにそう尋ねた。
「ははっ、真琴ちゃんはうっかりさんだな〜」
だけど青山さんはぶはっと笑い私に向かって優しく言う。
「傘なんて返してもらわなくても別にいいんだよ。今日は傘を返してもらうっていうより真琴ちゃんとお喋りしようと思って来ただけだから」
えっ…?私と……お喋り?
「へっ?あっ、えっと……あの…」
一体私はなんて答えればいいんだ。
こちらに向けられる爽やかな笑顔に思わず胸が高鳴る。
だけど同時に、その隣から向けられている秘書さんの冷めたような目が私の瞳に映った。