リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
9人揃って一緒に乗り込んだエレベーターの中は、最初はやけにシーンとしていたけど。
「あのっ!俺、的場(まとば)って言います。的場、直人です!」
一番背も高く体格のいい、いかにも体育会な彼がそう口を開くと、張り詰めていた空気は一気に和んでいって。
「俺は山本ヒロシ。よろしくお願いします」
「長岡優馬です。よろしく」
次々に、自己紹介が始まっていった。
そして、男性陣の自己紹介が終わると、私の隣に立っていたボブヘアの女性が口を開いて。
「私は田中美琴(たなかみこと)って言います。よろしく…お願いします」
ペコッとお辞儀をすると、なんだか照れくさそうにはにかんだ。
美琴ちゃん、って名前なんだ。
私と一文字違いだな。
そんなことを考えていると、エレベーターの中にいるみんなが私のことをジッと見ていて。
あっ!わっ、私か!私の番か!
「すいません!」
慌てた私は何故かそう謝ってから。
「わっ、私は大月真琴と申します、よ……よろしくお願い申し上げます!」
と、なんだかおかしな口調でそう言いながら深々と頭を下げた。