リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「失礼いたします」
9人の中でも率先して先頭に立ち、IT企画推進部のドアをノックした的場君は、おそらく辞令交付の時に代表を務めていたあの彼なのだと思った。
堂々とした立ち振る舞いにはリーダーの素質がありそうに見えるし、きっとみんなの頼れる存在になりそうだな。
なんとなく、そんな気がした。
ゾロゾロと中に入ると、私達に気付いた先輩社員の方々が次々に立ち上がる。
そして、見覚えのある顔がこちらへ近付いてくると、その人は一番最初に私達に声をかけてくれた。
「初めまして。主任の大石です。みんな緊張した顔してるなぁ」
そうだ、思い出した。主任の大石さんだ。
たしか要注意人物なんだっけな。
そんなことを思い出していると、その要注意人物とバチッと目が合ってしまった。
「あれ?確かキミは…あの時の」
大石主任は私のことを思い出したのか、目を丸くしてこちらを見ている。
「お、大月真琴と申します!よろしくお願いいたします」
慌てて挨拶すると、周りのみんなも続いて挨拶をしていく。
すると先輩社員の方々も順に、それぞれ自己紹介をしてくれた。