リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
外にでると、空はもう明るかった。
すでにビルの前にはタクシーが停車していた。
「お、もうきてんじゃん」
部長はそう言いながらタクシーに向かい、ドアが開くとすぐに乗りこんでいく。
「お疲れ様でした!」
部長を見送るため、私は慌てて後部座席に向かってお辞儀した。
「は?」
だけど聞こえてきた部長の気の抜けた声に、ゆっくりと顔を上げる。
「えっ?どうしたんですか?」
「どうしたんですかじゃないだろ。何がお疲れ様でしただ」
…えっ、なに?私、変なこと言った?
「さっさと乗れ」
「えっ?私がですか?」
「おまえ以外に誰がいるんだ」
確かに…私以外、誰もいないけど。
何で私まで?
「送ってくから。早くしろ」
はい⁉︎送っていく?部長が私を!?
「…や、送ってもらうなんてそんなご迷惑、これ以上とんでもないです!大丈夫です、私は電車で帰りますので」
首を左右にブンブン振りながら、私は慌てて答えた。