リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
するとその直後。
「すいません、俺たちも…お疲れ様です」
「お先に失礼します」
的場くんたちが帰ってすぐ、それに続くように他の先輩たちも連れ立って帰っていく。
…みんな早技だな。金曜日だけは残業せずに帰っちゃうんだな。
その様子を感心しながら見つめていると静かになっていたオフィスに部長の声が響いた。
「ボーッとしてないで、サッサとこれ取りに来い」
「はい…」
自分の仕事の残りはあと僅かだったけど、私と部長以外は誰もいなくなってしまったから、自然と…いや、必然的に私に仕事がまわってきてしまった。
渋々書類を取りに部長の元に向かう。
「シュレッダー」
「えっ?」
「外部秘書類だから。シュレッダーかけとけ」
「…わかりました」
受け取った書類は、見た感じでも50枚あるかないか程度だった。
シュレッダーにかけるくらいなら、ものの数分で出来てしまう。
これくらい自分でやればいいのに…なんて、一瞬思ってしまったけど。
たったこれだけのことでも、わざわざ頼んできてくれたことが嬉しかった。