リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
って…ちょっと待って。
何で私は部長の車の助手席に乗せられてるんだ?
状況が全く理解できない。
ドアが開き、部長がドシンと運転席のシートに座ると私は慌てて口を開いた。
「一体何なんですか!?」
「は?」
「いや、いきなり車に乗せられたから…何で?って…思いまして…」
勢いつけて口を開いたはずなのに、尻すぼみに声が小さくなっていく。
「何でって?」
「はい……」
「俺がしょうもない仕事頼んだせいで帰るタイミング逃しただろ」
えっ?
「おまけに帰り道が雨じゃ、あの上司のせいで最悪だーとか思うだろうし」
「いえ…別にそんな……」
「だからだよ」
「えっ?」
「だからー、状況がこうなったんだから送ってってやるって言ってんの、この俺が部下のお前をわざわざ」
はぁ⁉︎やたらと上から目線じゃない。
ったくもう、相変わらず…
「ふふっ」
「何笑ってんだ」
「いえ…別に」
なんとかこらえようとしたけど、緩んだ顔の筋肉はなかなか戻らない。
「本当おまえは変なやつだよな」
笑いをこらえきれない私を横目で見た部長は、不機嫌そうな顔つきで車を発進させた。