リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「ちょっと待ってください!さっきから何なんですか⁉︎」
思わず声が大きくなってしまった。
だけどそんなことを気にしてる場合じゃない。
「話がいきなり過ぎですし、一泊だとか意味のわからないことばっかり言うし…それに私、あのワンピースにはすっごい思い入れがあるんです!まだ着たこともないのに、それを軽々しく着てこいだなんて…」
「別に、軽々しく言ったわけじゃない」
「軽々しいじゃないですか!だいたいあのワンピースに合うような靴だってまだ持ってないですし。明日は行けません!っていうか、絶対に行きません!」
啖呵を切るようにそう言った私は、目を合わせたまま車の中の部長をジロリと見つめた。
なのに部長は相変わらず無表情なままで。
「サイズは?」
と、私に聞いてきた。
「サイズってなんですか」
「足だよ、靴のサイズ」
「靴⁉︎靴は……23.5で、多分…Mサイズですけど」
って何で私、足のサイズ素直に答えちゃってるんだ…。
「23.5か。わかった」
わかった?何がわかった?
「とりあえず、靴は用意しておく。じゃあ、明日14時に」
「やっ、だから明日は行か」
「お疲れさん」
まだ人が喋っているというのに窓は無情にも閉まっていく。
そして車は……そのまま走り出していった。