リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「はい、完了!」
されるがままでいたけれど、その言葉に反応するように私は顔を上げた。
すると大きな鏡を渡され、受け取った私はその中をのぞいた。
「うっ………」
決して苦しんで出た声ではない。
うそだ、と言いたかったのに、最後まで声にならなかったのだ。
「どう?バッチリでしょ〜」
カーラーやメイク道具を片付けながらそう言った女性は、薄っすらと笑みを浮かべている。
「……自分じゃ、ない…みたい、です」
鏡を手にしたまましばし呆然となっていた。
「っていうか急いで?もう5時55分!」
「えっ?」
「3階までダッシュ!ほら、早く行くよ!」
女性にそう急かされた私は彼女と一緒に部屋を出ると、揃ってエレベーターに乗り込んだ。