リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「大丈夫か真琴?」
「けっ、健太ぁぁ……」
それはまさに、ピンチに現るヒーローのようだった。
半泣き状態で健太の後ろへ隠れた(つもりの)私は、バクバクする心臓の音を感じながら、変態の中年男へと視線を向けた。
健太のおかげで間一髪、ギリギリのところで触れられはしなかったけれど……あとほんの数センチで触られていたかもしれない。
「ふざけんなよテメー!」
そうだそうだ!
健太の声で、私も強気を取り戻していく。
「痴漢すんなら他あたれ!」
…?そうだ!
「わざわざデブに欲情すんな!」
……は?
「わかったか!!」
「はっ、はい!」
「わかったならさっさとうせろ!ぶっ飛ばすぞ」
「すっ、すみませんでした!」
言いながら向かっていこうとする健太の姿に、中年男は後ずさりしながら小走りで逃げていく。