memory
一日目
現在 8月25日 午前9時47分
「なに?もう1回最初から言ってよ。」
突然、理解できない言葉を突きつけられて出た言葉だ。目の前にいる
栗色の長髪を揺らし、派手すぎる衣装を身にまとい、こっちを目をそらさず
に、
「梶原次元。職業高校生。あなたは身体(カラダ)のない身でありながら現世にいます。今から1週間後の8月31日までに自分の身体を見付けて下さい。さもないと、あなたはこの世から消えてしまいます。」
とさっき突きつけられた台詞を告げた。

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