仲良し8人組



そんな思いが頭の中を駆け巡っているせいか、下を向いてガタガタと小刻みに震えるひな。


そのひなの肩をガシッと亮介が力強く掴んだ。



「ひなは絶対に人を殺す様な奴じゃない!俺が保証する!もし、万が一にだ。例えひなが人殺しだったとしても、それでも俺がひなを守り続けてやるよ」


「りょ……すけ」


「だから、何も心配すんな」



拒絶どころか、それでもひなを守ってくれると言う亮介のその言葉。


ひなが一番言って欲しかった言葉を簡単に言ってくれる。


そんな姿にまた惹かれる。


ひなの目に溜まった涙が、瞬きと共にスーっと溢れていく。


それを亮介が親指でクイッと拭った。



「ひなはどんな顔でも可愛いけど、笑った顔が一番良い」



ニカッと歯を見せて笑うその姿にドクンッとひなの心臓が大きな音をたてる。


少年の様な悪戯な笑い顔なのに、悔しい程格好いい。



「…………バカ」



ひなはそんな思っていない言葉と共に顔を俯かせるだけでいっぱいいっぱいだ。


ひなの頭の上から降ってくるクックッという必死に笑いを堪えている亮介の声。



真っ暗なトンネルにひながいるとしたら、光で明るいその出口に立っているのはきっと、……亮介だ。



「ほら。卓ん家行かないとだろ?」


「う、……うん」



ひなの手を引いて歩き出した亮介の向かう先は卓の家。



卓に話を聞いたら何か思い出すだろうか?


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