仲良し8人組



ここまで真由美にガッカリされてしまうと怖がらなかった事が悪い気さえしてくるひなだが、余りにも現実味の少ない話過ぎて怖いと思わないのだ。



「うーん、何かね。先ず誰かに殺されたらっていう前提がなかなか起こるものじゃないかなって……。呪われて死ぬ!とかの方が怖いかも」



ひなの的確な指摘に真由美も納得したのか「あー、確かに」と相槌を打つ。


今更ながら、真由美もこの話の最初の前提が少し変な事に気付いたのだろう。



「それがルール?」


「えっとね。まだ続きがあって。確か、知り合いを3人殺す時に、1人目、2人目は適当でも大丈夫だけど、3人目は慎重に選ばなくてはならないって書いてあったかな。

3人目に自分の名前を言い当てられたら、最初に殺した二人共々、自分もやはりこの世界から溶けて消えてしまう」



どうやらこの話によると、犯人当てと知り合いを3人殺すという自分が溶けて消えない為のチャンスが2回あるらしい。


怖い話の中ではなかなか良心的な話な訳だ。


ただ、殺されたらという前提にならない限り問題は無いって事。



「世界から溶けて消えない為には、殺されない事が大事って事かな?」



ひながそう結論を口にすると、真由美の眉間にグッと皺が寄る。


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