仲良し8人組



サトシは笑い終わると、グッと瞳孔を開く。と、同時に口を開く。



「でも、これだけは断言出来る。神崎さん。君は、生きてる!」


「ほ、…本当に?」


「ああ。君は生きているよ」



生きてる!


その言葉を誰かに言って欲しかった。



「よ、……良かった…」



本当にその一言に尽きる。


自分が幽霊じゃない!それが、何よりも嬉しいと思うなんて普通の暮らしをしていて思う事なんてない。


だからこそ、生きていることに酷く喜びを感じる。


ガクンッとひなの身体から力が抜けた。


安堵の表情をしているひなとは対照的に、サトシは未だ真剣な顔付きだ。



「それと、私の他にも君が見える人がいる筈だ」



他にもひなが見える人がいる。


さっきサトシはひなが見える人が極僅かと言っていた。という事はサトシ以外にも見える人はいるという事だ。



「どういう事ですか?」



そうサトシにグイッと顔を近付けて聞くひな。


それに、サトシが大きく息を吸ってから、


「君の知り合いの中に必ず一人、君が見える人がいる」


そう言い切った。



自分の知り合いにも見える人がいる!?



その希望にひなが勢いづく。



「誰ですか!?」


「それは私には分からないさ」



サトシならそれが誰なのか知っている気がひなはしていた。が、現実はそんなに甘くない。


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